移住当初から長らく行ってきた住み開き(シェアハウス)ですが、
今年2024年5月からは受け入れをお休みしようと思います。
私達の始まりは農家民泊。農にふれられる場として暮らしを開きました。
私達にとって農は生きる糧であり、とても面白味のある学問。農学が庶民(暮らし)から離れつつある中、ここでの暮らしを通して農を共に学び合える場所としても開放していました。
そして、子どもが生まれたキッカケからライフスタイルも大きく変わり、「家族」の形にもフォーカスする様になりました。
我が子と自分の幼少期を重ねる様になり、あの頃の自分を取り巻く環境、そしてこれからを考えると、最小のコミュニティである家族の形に少し不安が生まれました。
核家族の孤立、そこから招く様々な弊害。
育児も介護と同様にもっとオープンにして、社会全体、地域全体で子どもを育てるってことにもう少し考えた方が良いのではないか。。
家族について思うことは多々あり、そんな事を考えた矢先に始めたシェアハウス。
家を開いたら、たくさんの大人や子ども達との暮らしが始まりました。
人と一つ同じ屋根の下で暮らすと言う事は色々と大変なこともありますが、とても充実した、豊かな時間が流れていました。
生き方の違い、考え方の違い、違いを見つめて自分達を知り、そして関わり方をつくることはとても面白いものでした。
なにより、やんちゃになってゆく我が子とたくさん関わり、色々な形で愛情を注いで頂いたことに深く感謝しています。
始めた当初、この村に外の人が留まれる場所をつくって、何か偶発的な事が起きないか、その時々で流動的に(行き当たりばったり)考えていましたが、村の人達との関わりを通して縁が生まれ、繋がりができ、定期的に育生町に来てくれる方や移住をしてくれる方が増えてきました。
始めた当初は想定していなかったので驚いています。
ただ、「移住」という誰かの一生を、左右するかもしれない事に関しては、個人や一事業者にとっては荷が重い事でもあります。
「移住」というテーマに関して、村での議論が必要な時期ではないかと感じています。
もちろん上記の事だけでなく、子供が大きくなり、ライフスタイルの変化と共に自分達の暮らし方も見つめ直さなくてはいけない時期でもあると思い一旦休業という形を取らせていただきたいと思います。
シェアハウスの受け入れができなくなることはとても心苦しく、思い出が多い分、とても寂しい事ですが、私達の暮らしは引き続きこの土地でつくっていこうと思います。
今まで農の家雨宿りに関わってくれた全ての方達に深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
又、当アカウントはこの投稿をもって休止にしたいと思います。
今後の発信は農家民宿雨宿りで日々の事を綴っていきます。
どうぞこれからも、細く長くお付き合い下さいますよう、よろしくお願い致します
2024,5/1 雨宿り
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